2Chellos

2012/02/01

感想

t f B! P L
出逢いは地元のレコード店で偶然目に入った、ただそれだけのこと。ノエル・ギャラガー、ウィーザー、アヴリル・ラヴィーンたちが並ぶ洋楽新譜コーナー(けっこう古いものも『新譜』として置いてあるあたりが田舎ですね)で、ポップつきで並んでたのが、彼ら2CellosのCD。試聴できるとのことなので、試聴機コーナーへ向かい、「スメルス・ライク・ティーン・スピリット」と「ウィズ・オア・ウィズアウト・ユー」を聴いてすぐさまレジへ(正確に言えばたまたま一緒にいた母が気に入って『私が買う』と言ったんですけどね)。

チェリスト2人による、欧米のポップ・ロックのカバーアルバム。ヴァイオリンでもなく、ヴィオラでもなく、チェロ。僕はチェロという楽器にはそんなにくわしくなくて、クラシック音楽とかオーケストラとかでうねるようにつつみこむような静かな楽器だと思ってた。その偏見と固定観念を木っ端微塵に蹴散らしてくれたのが、2Cellosのルカ・スリックとステファン・ハウザーだった。

YouTubeで「スムーズ・クリミナル」と「ウェルカム・トゥ・ザ・ジャングル」を観てもらえばわかるんだけど、「チェロってこんなアクティブでアグレッシブでアクロバットな楽器になるんだ!」と目からウロコがボロボロ。日本で例えるなら、押尾コータローさんが2人でチェロ弾いてるみたいな感じ。とにかく激しい。首をガンガン振りながら演奏してる(そこは押尾さんと違いますね)。クラシックとかじゃ考えられない。

チェロの技力については専門的なことはわからないけど、弦を叩くように弾いたり(ベースで言えばスラップ、アコースティックギターで言えばタッピングなのかな?)、チェロをクルッと回転させてボディの裏を手のひらで「カカカカカン!」と打つパーカッション(これは押尾さんもギターでよくやってますね)、エンドピンを軸にボディをクルクルと回転させるパフォーマンス(ドラマーがスティックをまわしたり、ギタリストがギタースピンするみたいなもんですね)、なにより凄まじい速さで弦を弾くボウイング(カッティングギターみたいです)が感動した。これまでのあらゆる想像や常識を超えてきた。

2人はクロアチア出身、それぞれイギリスのクラシックの名門大学でチェロ奏者としての学位を修め、また世界的なコンクールを制覇するなど、若手チェリストとして注目を集めていた期待株。ふとしたきっかけで、2人でセッションした「スムーズ・クリミナル」をYouTubeに投稿したところ、またたく間に560万回の再生回数を記録したらしい。曰く「トイレに行って戻ってきたら、すごいことになってた」そう。その評判を聞きつけたエルトン・ジョンがオファーをし、ヨーロッパツアーに同行もしている。ちなみにまだ20代半ばの超イケメン。彼らの音楽は聴くのもいいけど、映像で観るほうが圧倒される。パフォーマンス力が群を抜いてる。

いい音楽と巡り逢えました。発売は去年の夏だったけど、それをまだ新譜として置いている田舎のレコード店、万々歳ですね。

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好きな言葉は「アイスクリーム4割引」、嫌いな言葉は「ハーゲンダッツは対象外」です。趣味はドラえもん考察。読売ジャイアンツのファン。高2のとき現代文の全国模試で1位に輝くも、数学に関しては7の段があやしいレベル。

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