10年来のすこやかな付きあい

2012/07/27

t f B! P L
ひとりごとを言う癖がある。

基本的に日常はワンルームにひとりで生活しているし、実家にいたときもだいたい母くらいしかいなかった気がしているので、この癖を困ったことはあまりないのだけど、先日は連れとドライブ中にパーキングエリアで休憩をしているときにこの癖が発動してしまったので参った。昼寝をしていた連れ(運転席でリクライニング中)の横で僕(こちらは助手席)が読書していて、なんの気なしに「かれんさんかわええ…」ってつぶやいてしまい、最終的にものすごく偏見に満ちた目で見られる結果となった(かれんさんとゆうのは読んでいた小説に出てきた登場人物である)。僕としては、いたってふつうに、場の空気と連れの昼寝の雰囲気を崩すことなく、きわめてナチュラルにひとりごちたつもりだったのだけど、連れにしてみればそれは睡眠中に起きた「違和感」そのものであったらしく、のちに彼女はレッドブルよりも大きな翼をさずかって眠気が吹き飛んだ気がしたと語ることになる。実際のところその後の彼女の運転は実に快適だった。

「あんたねえ、それ私の前だからよかったけど、もし彼女の前だったらドン引き確定だよ。まして小説の女性を『かわええ…』なんて言っちゃったらもう」と言われ、ぐうの音も出ずに「気をつけます…」と返したのだけど、僕がひとりごとを言うようになったのは、わりと最近なのだ。……とゆう話なら「気をつけ」れば治るのだけど、残念なことに僕はもう何年もこの癖とおててつないで仲良くさせてもらっている。

よく思い返してみれば、10歳〜12歳のころにかけて「自分の行動をプロ野球中継ばりのリアルタイムで解説する」とゆう、なんとも気色の悪い癖があった。それは具体的にどのようなものか、と書こうと思い立ったのだけども、想起すればするほど不気味な子どもの図しか浮かばなかったのでやめることにする。もちろんいまはそんな実況中継なんてファンタスティックなことはしないし、当時も空間内に自分ひとりであることを確認したうえでやっていたので、極力これは思い出したくない過去として葬り去りたいのだけども、考えてみればひとりごとはそのあたりから始まった気がする。

ただ、それを他人に指摘されたのは(本当に)今回が初めてであることを考えると、僕はこれまで10年間以上ものあいだ「確実に自分しかいない」場所を狙ってひとりごとをつぶやいていた、とゆうことになる。それはそれですばらしい状況判断能力ではないかと思ったけど、少し考えた結果、やっぱりちょっと気味が悪いだけだった。単純にツッコまれなかっただけかもしれない。それにしてもわりとひとりでいると、本なんか読んでいて知らない知識とか目からウロコの話とか出てくると「ヘェー」って言っちゃうし、なにか失敗したときに「ヤベッ」って悪態をつくのは身に覚えがある。

積極的に直そうとも思わなければ、このままでもいいかともまた思わないのだけど、どうやら誰かといるときは自制が働くようなので、しばらく放っておくことにした。

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好きな言葉は「アイスクリーム4割引」、嫌いな言葉は「ハーゲンダッツは対象外」です。趣味はドラえもん考察。読売ジャイアンツのファン。高2のとき現代文の全国模試で1位に輝くも、数学に関しては7の段があやしいレベル。

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