【感想】ハイスクール・ミュージカル

2013/02/01

感想

t f B! P L
なんとなく楽しい映画が観たいなあと思って。それで、レコード店のDVDセール品で3作まとめて置いてあった。あらすじを読んでおもしろそうだなあって思ったし、見る限りでは陰鬱な要素はなさそうだったので、思い切って3作まとめ買い。いま思えば、よくそんな勇気があったなと思う。1作目がつまらなかったらどうするんだ。

でも、そんな考えは必要なかった。文句なしにおもしろいし、僕が大好きな、底抜けに楽しい物語を観させてくれた。

この作品って、3作すべてに言えることなんだけど、リアリティってあまりない。スキー場で出会った女の子が、自分の高校に転入してくるとか、バスケットの天才少年が、ミュージカルの主演をするくらい歌がうまいとか、そんなうまい話はふつうない。でもそれでいい。社会的にどうとか、現実主義的にどうとか、そういうのはいらないや。フィクションだもの。

ストーリーはごくシンプルで、ひとつの明確な目標に向かって進んでいく。あれなんだっけ、これなんだっけ、ってもどかしく感じる人はきっといない。わかりやすくて、単純明快。簡単に言ってしまえば青春ラブストーリーなんだけど、ねちっこいキスシーンもなく(僕はああいうのが苦手だ)、とてもさわやかに演じられてる。

チャドもテイラーも、最初はトロイとガブリエラの「なにか新しいこと」に反対する。それで2人を引き離そうと企んで、2人が悩むのを見て、自分たちの考えが歪んでたことに気づく。最後には、「お前がやりたいって言ってるなら、応援すべきなんだよ! それがチームだろ?」のひとこと。けっきょく、この映画はだぁれも否定しないで、みんながハッピーなほうへ前進していく。トロイが練習を抜け出して更衣室を駆けていくとき、きっとチャドたちは「おっ、がんばれよ」って目で見送ってる。こういうのに「現実はそんなに甘くないよ」って言う人がいるのなら、その人はドストエフスキーの小説でも読んでいればいい。この物語は、なにしろディズニーなんだから。

大好きなのは、1作目のエンディング。曲もポップですばらしいし、なにより出演者全員で「みんながスターだ!」と踊るシーンは、すがすがしく、とてもあたたかい余韻が残る。内向的だったケルシーも、嫌がらせ役のシャーペイも、みんな等身大の笑顔でうたう。こんなに気持ちいいエンディングは、僕は初めて観た。


余談だけど、ライアン役のルーカス・グラビールが「今までどおりが一番」のときにかぶってる、ツバの縁にユニオンジャックの刺繍がついてる帽子、すごい気になる…。でも彼は作品内で毎回ちがう帽子をかぶってるから検索しても出てこないし、こういうのってきっとものすごい値段なんだろうな…。

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好きな言葉は「アイスクリーム4割引」、嫌いな言葉は「ハーゲンダッツは対象外」です。趣味はドラえもん考察。読売ジャイアンツのファン。高2のとき現代文の全国模試で1位に輝くも、数学に関しては7の段があやしいレベル。

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