ヘルプ! ~ビートルズ・クラシックス/1966カルテット

2013/06/11

感想

t f B! P L
ハイきた。きました。ビートルズ回帰。ガッツリ予想してたのが、ピタリと当たったね、ヤッタネ!

前作までにビートルズ、クイーンときてるから、もう次はエリック・クラプトン(クリームやヤードバーズ、デレク&ザ・ドミノスを含む)とか、ディープ・パープルとか、ボブ・ディラン(これは難しいか…)とかあたり、いやもしかしたらまたビートルズ回帰なのかなぁ

先見の明、褒めて、褒めて。

まぁそんな喜びもかたわらに、真っ先にチェックしたのが曲目リスト。もうね、1stアルバムがすでに完成されていたとも言えるほどのクオリティだったから、クイーンとマイケルのアレンジも見つつ、まぁこのひとたちの手にかかれば、ガッカリするような作品には100%ならないだろうという安心はありました。だからこんどはどの曲がカバーされているのかが、気になって気になって。

彼女たちの公式ホームページを開くまでのあいだに、どうしてもカバーしてほしいなーって思う楽曲をサッと列挙してみたわけ。たぶんWi-FiつないでYahoo!のトップページ開いて“1966カルテット”って入力して検索かけてHPをクリックするまでのあいだだから1分くらいの時間だったと思うんだけど、「In My Life」「Hello, Goodbye」「I Am The Walrus」「Octopus's Garden」「Ob-La-Di, Ob-La-Da」「Mother Nature's Son」が一瞬であたまに浮かんで。よくもまぁ文字を打ちながらこれだけ曲名がでてくるもんだなと思いながら、1966カルテットのHPを開く。っつーかHPブックマークしときますねすみません。で、結果……。

あー! あー! 「Hello, Goodbye」と「Ob-La-Di, Ob-La-Da」がある! おそらく入るだろうなって思ってたパティ・ボイドへの「Something」や、ジミヘンもカバーした「Sgt. Pepper's Lonely Hearts Club Band」は安定の収録。「With A Little Help From My Friends」とのメドレーを切り離したんですね。「Hey Jude」や「Yesterday」みたいに前回カバーされた楽曲の名前も。んーしかし6曲中2曲しか当たらなかったとは。まぁ「Mother Nature's Son」や「Octopus's Garden」はやや核心からそれた曲かもしれないけど、「In My Life」と「I Am The Walrus」は収録してほしかったとはやんわりと。僕がいちばん好きなビートルズの曲が「In My Life」で、バンドでビートルズのカバーをやるとしたら真っ先に選曲するのが「I Am The Walrus」なのだよ。


ここまでが、CD買って聴くまでのはなしね。


で、聴きました。


じつはこのなかで、いちばんむずかしいだろうなって楽曲は「Can't Buy Me Love」だなって。タイトルコールみたいに“Can't Buy Me Looooove”って、イントロ抜きでサビからうたいはじめるあの勢いというか迫力というか、出だししょっぱなのつかみを再現するのって、ただ楽器がうまいだけじゃ無理で。そういう意味では「Help!」もおなじなんだけど、一般的な楽曲の知名度がどうしても「Can't Buy Me Love」のほうが劣るっていう点で、聴くひとの神経をつかむ一発目の音をつくるのがむずかしいのは断然「Can't Buy Me Love」だなと。まぁクラシックはくわしくないからあんま知ったふうなこと言えないけど、カルテットもロックバンドといっしょで、セッションを積んでくことで得られるアンサンブルみたいなの、あるんだと思う。いやきっとあるわ。おなじ音楽だもん、そりゃあるわ。

あとは「Hello, Goodbye」。原曲を知ってるひとはよくわかると思うんだけど、メロディは超シンプルで、ジョンも嫌いだったくらいのストレートさなんだけど、ギターリフとコーラスワークがほかの曲に比べて印象的で、これはマジでカルテットだから完成できたカバーだと思う。意外と弾くの難しいんだよねこの曲は。一瞬「あ?」ってなるようなコード使ってるし。最後のアドリブのとこはもうあと8小節か16小節かあってもいいかなとは思ったけど、カバーするんならそれくらい思い切った編曲も必要かなと。

「Back In The U.S.S.R.」「I Feel Fine」あたりは、(たぶんだけど)クイーンやマイケル・ジャクソンをカバーしてきたからこそみたいな、地に足着いた安定感があって、わりとこういった激しめの曲ではクイーンのグルーヴやマイケルのビートが活きてるのかなって思いました。たぶんだけど。

「Nowhere Man」の2サビ後の転調とか、「Ob-La-Di, Ob-La-Da」の技ありのピアノとか、まぁ聴きどころはいっぱいあるんだけど、やっぱり最終的には「In My Life」と「I Am The Walrus」が聴きたかったなと。百歩ゆずって「In My Life」はややベタな選曲だとしても、「Hello, Goodbye」を入れるのなら「I Am The Walrus」も入れてほしかったなぁ。ジョンの「I Am The Walrus」と、ポールの「Hello, Goodbye」のシングルA面をめぐるエピソードがけっこう好きだから。個人的にはこの2曲はセットでひとつ。でもまぁこれは今後の作品に期待するってことで。

ただ、ブックレット読んでたら、「Sgt. Pepper's Lonely Hearts Club Band」が「I Am The Walrus」を彷彿とさせるアレンジだって書いてあって。よく注意して聴いてみたら、あーなるほど! たしかにサイケデリックでシューゲイザーっぽい雰囲気ある。1サビの“We're Sergent Peppers Lonely Hearts Club Band~”に入るとことか「I Am The Walrus」の“Sitting In An English Garden~”のフレーズが浮かぶ! 弦楽器でこういうのを表現するなんてさすが。さすがです。参りました。

ちなみに残念つながりで言えば、リンゴの曲がなかったのも個人的にはちょっと残念(だから「Octopus's Garden」が聴きたかったのだよ)。ジョージの「Something」が入るのならリンゴの楽曲も収録してほしかったなとも。せめて、せめてリンゴがリードボーカルの「With A Little Help From My Friends」とか「Yellow Submarine」とかを(だっていきなり「Don't Pass Me By」みたいな曲をカバーされてもキョトンだもんね)。だから「In My Life」と「I Am The Walrus」のこともふくめ、いつかまたビートルズのカバー集としてリリースしてほしいなと。ビートルズをCD数枚で語ることほどむずかしい課題もないわ。まだまだ名曲もたくさんあるし、「ノルウェーの森」「ヘルプ!」に続く3枚目を期待しています。

何度も言うけど聴くポイントはいっぱいあるし、あいかわらず畑違いのポップスをクラシックに昇華する編曲はすばらしいのひとことに尽きます。今回はジャケットもパロディチックでひょうきんなデザインですてきですねー。「ヘルプ!」をタイトルに冠したのもポップでナイス判断。またコンサートに行きたいと思わせてくれるような、そんな1枚。

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好きな言葉は「アイスクリーム4割引」、嫌いな言葉は「ハーゲンダッツは対象外」です。趣味はドラえもん考察。読売ジャイアンツのファン。高2のとき現代文の全国模試で1位に輝くも、数学に関しては7の段があやしいレベル。

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