謎解きは本屋のなかで

2013/07/27

t f B! P L
女の子「中日巨人戦のチケットが2枚あるんだけどどう?」
僕「えーうれしい! 野球観戦なんて久々だわぁ!」
女の子「ほんとに!? よかったーわたしぜんぜん野球とか興味ないから困ってたんだよね。お友達誘って楽しんできてね!」
僕「ウィッス」

というのが2013年上半期で最大のショッキングなできごとでした。こんにちはれおです。お友達誘って楽しんできましたけどね、HAHA!



さてと、精神的にちょっと「アレ」なもんでお薬のお世話になってるわけだけど、正直、毎日のように気分安定剤や抗不安剤や抗うつ薬や睡眠薬を10錠くらい摂取してて大丈夫なのかっていう不安もありつつ、ほっとんど寝たきりで過ごしてます。

それとこれとはべつなハナシなんだけど、ウチの近所に本屋さんがある。ちょっと思い出したのでその本屋さんについて書こうと思う。え、いま? ひまなのだよ。

この本屋さんの隣りにはローカル線の駅があり、高校生やサラリーマンがよく利用してるってわけ。駅を使わない高校生でも、学校への通過点にこの本屋さんがあるため、放課後の寄り道にはわりと都合のいい場所だった。

田舎町の閑静な住宅街であるウチの近所では、あまり遊ぶところが多くない。だから本とか漫画とかCDとかを取り扱ってるこの本屋さん高校生の時間つぶしにもってこいであって、別々の高校に進学した僕の中学の同級生にもしょっちゅう遭遇した。

この本屋さんでは、アルバイトは高校生不可なわけで、べつに年サバ読んで働いてるヤツがいたわけではないんだけど、先輩なんかがね、働いてたりするの。中学の先輩で、高校既卒のひとが。

その先輩と、同級生のうち1人と、そして僕を取り巻いてその事件は起こった。

僕には仲の良かったシンくんという同級生がいて、僕らは簡潔に言えば不登校仲間だった。高校はちがったけど、僕はある事情から燃え尽き症候群をこじらせ、シンくんは単純に授業をサボりたく、ようするに学校に行きたくない2人だったってこと。

だから「学校に行く」と行って家を出て、この本屋さんが開くまで2人でコンビニで時間をつぶし、10:00の開店とともに立ち読みしながら、まる半日も放課まで待つ、というクズみたいな生活をともにしてたわけ。まぁゆうてコンビニでも立ち読みしてたんだけどね。

このシンくんは僕より一枚上手で、「開店と同時に本屋にずっといると怪しまれるから、俺は真っ先にトイレに行く。そこで30分くらいくつろいでから店内に入る」という上級テクの持ち主だった。トイレで果たしてくつろげるのかと言う疑問はあったけど、僕は2人でトイレの個室に入ることのほうがイヤだったので、先に店内に入ってた。

ここで出てくるのが、毎週火曜日に朝の開店とともに働いている中学の先輩だ。このひとはタクミ先輩といって、基本的には大学が終わってからシフトに入るけど、毎週火曜日は授業がないので朝から働くあっぱれな先輩だ。

でこのタクミ先輩がね、まためんどいことに僕と仲良しだったんだよね。

バレてはなかった。タクミ先輩は在庫の整理みたいなので店内奥にいたし、顔見知りの僕が学校サボってることは知らない。ただ、ある木曜日の昼ごろ、店内でタクミ先輩とはち合わせすることになった。

タクミ「あれっ、れおじゃん。今日学校は?」
れお「あー今日の午前中で試験が終わりなんですよー(←嘘)。タクミ先輩は大学休みですか?」
タクミ「俺は発表まえで午前終わりだったんだわ。ところでおまえさ、理数系の高校だったよな? ちょっとコレの意味ってわかる?」

そのコレとは、こういうハナシだった。

この本屋さんのトイレの電気は、使わなければ10分で自動消灯するようにダイアル設定がしてある。このダイアルは電灯スイッチのすぐ上の手の届くとこにあって、それが、何度設定し直しても30分まで伸びてしまうという。べつにこの謎と理数系の高校とはそんなに関係なさそうだったけど、僕にはこの謎の真相がわかってしまっていた

シンくん以外にありえないじゃん、この犯人。毎朝この店のトイレに30分たてこもってるんだから、自分がこもっているうちに消灯されないようにダイアル設定をいじっているに決まってる。うわぁ、どうしようこれ。

見事に板挟みにはまったわけ。不登校仲間のシンくんの肩をもって黙っておくか、仲の良い先輩のよしみで真相を打ち明けるか。いやまぁ、当然だけど黙ってましたよ、結論から言えば。だって言えないじゃない、さすがに、チクリみたいなこと。

この謎はだんだんフェードアウトしていったと、後日タクミ先輩に聞いた。ちょうど僕らの卒業が近づくにつれ、シンくん(と僕)が学校に行くようになったころですね。やっぱり犯人はシンくんだった。いまだにアレがなんだったのかわからないらしいタクミ先輩は、就職して上京してしまった。永遠の謎を抱えて。知らないほうがいいこともこの世にはあることを体現しながら。

シンくんには「おまえがダイアルいじっていること店員さんが気にしてる」とは伝えてなかったし、いまとなってはほんとうに僕だけが知っている事実になってしまった。ただ、いまも僕はその本屋さんにときどき行くのだけど、トイレに寄ったとき電灯スイッチの上のダイアルが30分消灯の設定になっているのを見かける。これは、第二第三のシンくんがすでに現れているのか、店側が開き直って30分設定のルールにしたのか、あの一時期の謎の理由を知っている僕としては、気になってしかたがないってわけなのだよ。

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好きな言葉は「アイスクリーム4割引」、嫌いな言葉は「ハーゲンダッツは対象外」です。趣味はドラえもん考察。読売ジャイアンツのファン。高2のとき現代文の全国模試で1位に輝くも、数学に関しては7の段があやしいレベル。

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