- れお: どうもこんばんは、れおですけれどもー。
- なっち: どうもー、なっちですけれどもー!
- れお: Tumblrのチャットログ保存機能を使って、あとあと読み返してたのしいものをつくる企画、インスタント座談会。高校の同級生のなっちを誘ってやってみることにしました。
- なっち: そうよね、高校からウチらしゃべってたよね。
- れお: クラスは3年間ちがったんだけどね。
- なっち: そうそう。てか同じになるはずないのよね。わたしは普通科だったんだけど、れおは理数科っていう一個上のクラスで、理数科ってひとクラスしかなくて3年間クラス替えがないのよね。
- れお: そう、しかもクラス40人いるのに女子6人っていうね。
- なっち: あれ女の子さみしいよねー。かわいそうだった。
- れお: あのねー、案外そうでもないっぽかったよ。体育の授業とか好きなことできたみたいだし。あ、でもスポーツ大会っていうクラス対抗の球技大会あったやん? アレがキツそうだった。6人しかいないから、バレーボール一択でさ。
- なっち: そうよね。ひとり欠けたらできないから否が応でもバレーしかないよね。
- れお: ま、バレー楽しそうだったけどね、そこそこに。
- なっち: いやでもバドミントンとか出たかった子もいると思うよー。
- れお: まぁなー。でもしかたないよねークラスいっこしかないから。
- なっち: ウチらの通ってた高校のほかにもさ、普通科と国際科ってふたつある高校あったじゃん。わりと近隣の学区に。
- れお: あった! わりとレベルの近い進学校だったよね。
- なっち: あそこは国際科が2クラスあったのにね。ウチの理数科は1クラスだけだったのよねー。まぁわたしは普通科だからクラス替えとか楽しんでたけど。
- れお: そう、だからさ、俺らクラス替えの時期にすげぇ見えすいた芝居やっとったやん?
- なっち: あれね! そうそうウチの高校は9組まであって、1〜8組が普通科で、9組だけ理数科なのよね。
- れお: それでさー、もう俺らは万年9組だってわかってるから、普通科の生徒がクラス替えでキャッキャしてるときに理数科どうしで「おー、君も9組かぁ。奇遇だねぇ俺もだよ」とか「俺が予想してやる。おまえはクラス替えで9組になる!」とか言っててさ、あのやりとりほど茶番ないよね。
- なっち: ないねぇ。でもみんなそれ1年目で飽きちゃって、3年生になるときにはだれもやってなかったよね。
- れお: そうそう。どうせ今年も男だらけの理数科ですよって開き直りがあったんだよね。
- なっち: ウチらの一個下の代は女子がむしろ多かったらしいね。
- れお: そう! 理数科合宿でみたけどほんとに女の子多いの! うらやましさ最高潮よ。
- なっち: れお言ってたもんねー、百周年記念の時。
- れお: あーあれね。まぁなにかって俺らが3年生のときに高校が創立百周年だったんだよね。で、俺は2年生のときずっと「創立百周年記念で来年から理数科を2クラスに拡張します」ってならないかなって願ってた。
- なっち: もうわたしも聞き飽きたからその話はじめたらすぐ止めてたじゃん。
- れお: うん。どうトラップをしかけたら校長がそう思い立つかどうか友達と考えてたもん。
- なっち: ま、子どもだよね。
- れお: うん、子どもだった。
- なっち: いやそれにしてもさー、創立百周年にあやかってウチの高校、意味不明なグッズつくってたよね。
- れお: つくってた! 消しゴムとかえんぴつとかシールとかね。
- なっち: わたしまだシール持ってるよ。あとサイダー!
- れお: サイダー! そう、あったあった! なんで炭酸飲料つくったんだよっていうね。
- なっち: 文化祭のとき暑いもんねー。けっこう売れ残ったらしいよ。
- れお: そら残るわ。購買部に卒業寸前まで残ってたもん。
- なっち: れお購買よく行ってたよね。わたし付き合わされた。
- れお: あれね。いや俺は高2から不登校になってさ、学校休んでること多かったやん? でさー、高2の冬くらいから受験に向けて参考書やテキストの学内販売が多くてさ。
- なっち: それで休んでると購買に飛ばされるシステムだったね!
- れお: そう、販売のときに欠席してた生徒は後日購買で引き取りするんだよね。で、俺は欠席しまくってたから販売の日にタイミングが合わなくていつも購買でもらってたんだよね。
- なっち: なんか購買のおばちゃんもさ、れおが入ってくると「あ、この子だ」って感じですぐ参考書とかテキストとか奥から取ってきてくれてたもんね。
- れお: 完全に顔おぼえられててね。じっさい授業サボって購買にかくまってもらったこともあったよ。
- なっち: そうそう思い出した! ウチらけっこうな頻度で授業サボって抜け出したよね!
- れお: やったやった。なっちは優等生だったから体調不良とかで通るけどさ、俺は出席日数ギリギリのなかサボってたんだよね。いま思えばチャレンジャーだけど、たんに勉強がイヤでサボりたいとかいうより、精神的に限界だったんよね。
- なっち: わたしも進路迷ってたしねー。れおったら「古典はあと7回までサボれる。それ以上サボったら単位足りない」とかメモしててさー、笑ったよねわたしは。
- れお: 俺は必死だったんだよ! 担任の先生がすげぇいい先生でさ、どの授業をあといくつ休むと単位とれないぞってマメに教えてくれてたから。
- なっち: いい先生だったらしいねー。わたしあの先生の授業受けたことなくてさー。
- れお: あーよくぼやいてたもんね。ウチの高校ってさ、数学の先生が俺らの代に3人いて、俺の担任の先生だけがダントツにわかりやすくて、あとの2人はわかりにくいって評判だったんだよね。
- なっち: そうそうー。わたし数学れおと同じで大っ嫌いだったから、わかりやすい先生にあこがれたー。ウチら数学の追試でもよく会ったよね。数学あるあるで盛りあがったわぁ。
- れお: あーやったやった! 池の周りを2人でそれぞれ反対方向にちがう速さの自転車で走る意味とかね。
- なっち: あーなつかしい! 合計金額わかってるのにえんぴつと消しゴムを買った個数を求める必要ないじゃんとか!
- れお: あるあるー! 解答用紙のやたら大きい解答欄みただけでひるむ。
- なっち: ひるんだー。ひるんだねー、アレは。秒速5cmで動く点Pの正体とか考えたりしたよね!
- れお: UFO説とルンバ説が出たやつね。あとさ、めっちゃがんばって計算したあとに「解なし」とかでると不安になるよね。
- なっち: めっちゃがんばって計算したあとに出た分数の分母の数が大きかったときも不安になった!
- れお: 尽きないね、この嫌いなものあるある。数学の先生にまとめてプレゼントしたいわ。
- なっち: わたしさぁ、先月れおの誕生日にプレゼントあげたじゃん?
- れお: うん、おお急にはなし変わったな。ありがとう。なんかカッコいいノートね。
- なっち: あれさ、プレゼントって困らない?
- れお: 困る! なっちさ、むかし彼氏にドヤ顔でイニシャルのアクセサリーあげてたよな。
- なっち: やめて! 過去をほじくり返すのはやめて!
- れお: あれもどうかなーって思うんだよねー。
- なっち: 知ってる、わかってる。完全にわたしがミスってた。
- れお: イニシャルってさ、もらって困るものだよね?
- なっち: 困るねー! っていうかさ、身につける系はよくなくない?
- れお: そう! 使わなきゃ申しわけない系は避けたいよね。アクセサリーとか財布とかさ。
- なっち: あれさ、イニシャルって自分で自分の買う人いるじゃん? あれってどう思う?
- れお: えっ、イニシャルってフツウ自分のつけない⁉︎
- なっち: え⁉︎⁉︎ そうなの⁉︎ え、あれさ、たとえばわたしとれおが付き合ってるとするじゃん? 実験的仮定として。
- れお: 実験的仮定として。
- なっち: それでさ、わたしがRのイニシャルのネックレスつけて、れおがNのネックレスつけてくれれば、なんかザ☆恋人同士って感じするやん?
- れお: あ、そういうこと⁉︎ いつも俺の胸にはナツがいる的な?
- なっち: そう、そういうこと!
- れお: そして俺はいつもなっちの胸の谷間に挟まれていると?
- なっち: いや、それはどうなんだろう…。
- れお: でもさー、「これ俺が選んだ」って言ってしたり顔で渡すなら、実用性がとにかくないものがいいよね。
- なっち: そう! 実用性がないものがいい!
- れお: あとはAmazonギフト券とかiTunesカードとかうれしくない?
- なっち: えぇー、うれしくないよ〜それは。心がこもってなさすぎる。
- れお: えー、それこそ図書カードとかもらったら「わーいこれでマンガ買お」ってなるやん?
- なっち: ならないよ〜。えーそれはナイナイ。それはナシだよ〜。
- れお: ナシかなぁー。なんかさ、「プレゼントは現金がいいよね」と「でも現金はさすがに露骨すぎるよね」の中庸を走っている感じがよくない?
- なっち: ないないないない〜。やだよ寂しすぎるよそれは〜。
- れお: ぜんぜんなっちに共感されない…。
- なっち: だからさ、マグカップとかタンブラーとかなら家で使えるしいいよね。すれ違いを避けたいならもうサプライズ作戦は捨てるべきだね。確認とってからいっしょに買いに行く。
- れお: あ、いっしょに買いに行くのいいね! それもそれでたのしいよね。ワイワイして。
- なっち: わたしどっちかっていうとサプライズのほうがうれしいんだけどねー。
- れお: なっちってさ、なんかそういうピュアな乙女心あるよね。
- なっち: は? 心もカラダも乙女だわ。気持ち的には星座も乙女だわ。
- れお: 身体をカタカナで書くな、いやらしい。おまえめっちゃ3月生まれやん。
- なっち: わたし今年の誕生日にサプライズで祝ってもらえてうれしかったもん!
- れお: え、あれ? 黙祷とかじゃなくて?
- なっち: 黙祷はまぁしたけど! そのあとのはなし!
- れお: 日本じゅうが黙祷してたもんねー。まぁこれ読んでるみなさんにはそれで3月の何日か察してほしいのですけれど。
- なっち: はい、篠田麻里子さまとおなじです。
- れお: 言っちゃったよ。
- なっち: でもサプライズうれしかった!
- れお: 俺さー、そのハッピーバースデートゥーユー的なのお店とかでやられたときのテンションの持ってきかたがわかんないんだよね。
- なっち: ああ、れおって「イェーイ!」みたいなキャラじゃないもんね。
- れお: いや俺もねー、けっこう高校のときに比べて笑うようになったって言われるんだけどね。
- なっち: あ、その感はある。え、でもさー、れおってけっこう学校と家とでオン/オフ激しいタイプだったよね。
- れお: 激しかった。家っていうかバンドメンバーのまえでだよね。なっちはウチのバンド観にきてくれたりしたからさ。打ち上げのテンションとか知ってるんだよね。
- なっち: あれでしょ、れおのバンド、ラクリマ・クリスティだっけ?
- れお: ちゃうわ! てか俺、高校のころのバンドの名前言うのすげー抵抗あるんだけど。
- なっち: オブリビオン・ダスト?
- れお: ちがうって。まぁバンド名はいいよ。
- なっち: まぁはしゃいでたよね。楽屋とか打ち上げとかさ。わたしもお邪魔させてもらったけど。
- れお: 学校に来ないやつが放課後には160kmの剛速球ひたすら投げてますよ的な雰囲気だったよね。
- なっち: わたしもさー、高校卒業してからけっこう落ち着いたって言われるけど。
- れお: 落ち着いたよ。高校のときなんか手のつけようがなかったし。
- なっち: そんなにかなぁ。いやでもさ、そんだけのハイテンションを常時維持してたわたしが会話に疲れたことあったよね。
- れお: そう、あんだけ俺の剛速球をバックスクリーンに叩きこんでたなっちが会話についてけないっていうね。
- なっち: なんなら周りのバンドマンも200km越えのサーブを斜め上から叩きこんできてたからさ。
- れお: あっはっは、それはある。俺以外にも剛速球を飛ばすやつがウヨウヨいたからねー。
- なっち: まぁわたしも盛大に笑ったし楽しかったんだけどね。
- れお: 俺も楽しかった。学校に行かないぶんそこで発散してたのかもね。
- なっち: え、でもさー、あのときのテンションで誕生日サプライズ「イェーイ」って行けばいいじゃん。
- れお: いやいやいやできないってー。銃口が自分に向いてるのにトリガー引けないでしょ。
- なっち: あっ、その照れてる感があるね。ちょっと恥ずかしい感じが嫌なんだ!
- れお: やだよ。その自分が主役感がいや。
- なっち: なるほどねー。れおってグイグイ引っ張る系じゃないもんね。ベース弾いてたし。
- れお: そうだよ。なんか俺はイベントの趣旨から脱線したところでワイワイ騒いでいるひとが好き。
- なっち: はーん?
- れお: ぜんっぜん納得してないな、きみ!
- なっち: あんま理解してないからね、れおのこと。
- れお: あっ、俺もなっちのこと理解してないよ!
- なっち: だよね⁉︎ なんかウチらってさ、会っても時事ネタとかがおもな話題じゃん?
- れお: でさ、近況報告とかしないよね。
- なっち: 近況報告しない! しないねー。
- れお: で、その代わりに何度もやった思い出ばなしをする。
- なっち: そうそう。高校時代の話ってさ、なんべん聞いても笑わない?
- れお: そう、おなじはなしがおもしろい。だからさ、俺らの居酒屋トークってすげぇイビツなんだよ。
- なっち: あーそうかも! だからこういう話するってレアだよね。
- れお: レアレア。ふだんしないもん、こんな内容のはなし。
- なっち: 今度さ、ここで言うのもアレだけどさ、駅前の居酒屋で内田と笠原と集まるんだけど来る?
- れお: あ、行くー。わーい。
- なっち: なんかさ、そういう話もしたいよね。普通の居酒屋トーク。
- れお: な。内田も俺あんだけしゃべったのにお互いのことぜんぜん知らないと思うわ。
- なっち: じゃまたメールするわ。あ、これ終わりちょうどいい感じ?
- れお: ちょうどいい感じ! 今回はありがとう! たのしかった!
- なっち: うん、じゃまたね。読んでくれたみなさんありがとう! バイちゃ!
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