満、持してこ!

2015/04/15

essays

t f B! P L
BS-TBSでプロ野球「巨人×DeNA」戦を観ていたら、実況のアナウンサーが「このあと七時からプロ野球は地上波TBS系列でお送りします」と言ったので、7時になったのを確認して地デジに切り替えた。すると、テレビの画面に映し出されたのは「中日×阪神」戦だった。なんやねん。

最近どうもプロ野球がしいたげられてるというか、ないがしろにされてる気がしてならない。むかしは、ウチの地域だとセ・リーグの試合を中心にどのチャンネルでもいろんな試合が観れた(気がする)。延長戦にもつれこんだら、9時台の番組にのしかかる感じで延長放送をしていた。

それがいまやどうだ。

野球中継の延長なんてNHKかBSでしかやらない。地上波ではまずやらない。セ・リーグの試合も2試合あればいいほうである。どこに需要があるのか、たまにパ・リーグの「西武×楽天」戦とかもやっているけど、それはそれとして、だ。

まぁそれだけ、サッカーとかテニスとか、フィギュアスケートとか、そういったスポーツが全般的に取りあげられるようになって、野球を観るひとも減ったのかもな。僕が子どものころは、ウイニングイレブン(サッカーのゲーム)でヨーロッパのチームに日本人の名前なんて入ってなかったし、全米オープン(テニスの四大大会)の決勝戦まで進出する選手もいなかったしな。

テニスで思い出した。

最近は錦織圭くんの活躍がめざましい。個人的に地上波でテニスの試合を放送するなんて考えられなかった。だってタイブレークとかフルセットまでもつれたら試合時間が3時間とか超えちゃうんだぞ。

まぁそんなご時勢で伊藤竜馬くんや添田豪くんら活躍している選手がいるいっぽうで、日本テニス界の第一人者といえば、いまは松岡修造さんだろう。僕も10歳からテニスをやってるので、修造さんは大事なスポーツ精神や、スポーツマンシップを教えてくれるあこがれの存在だった。錦織圭くんを「修造チャレンジ」で指導したのも修造さんである。僕がテニスを始めたころには、すでに現役を引退されて「アツいひと」というキャッチコピーが確立されていたが、やっぱりそれでもヒーローはヒーローだった。

修造さんのエッセイも読んだ。「セカンド・ドリーム」という本で、たぶん再版されないかぎり入手困難な本だと思う。「アツいひと」になるバックステージで、怪我や病気に苦しみ、だれよりも冷静に自分と向きあったからこそ、このパッションが裏づけされてるのだなぁ、なんて考えたりもした。なんか最近はファブリーズを筆頭にCMに出演しまくってるし、日めくりカレンダーも出版されてるし、あと歌とかうたっちゃってるし、どこに向かっているのかわからないのだけども。それでもヒーローはヒーローなのだ。

修造さんが仕事で海外に出たり、国内で体調をくずしたりすると、日本の気象状況が寒気を呼ぶという、非常にイメージの先走りな都市伝説まであるが、それもほんとうにそうなんだからなんも言えない。そのへんに寛容なのだから修造さんはアツい。

こないだ入手した情報によると、なんと修造さんのお祖父さまは東宝映画シネマズや阪急電鉄の創始者らしい。宝塚歌劇団や、阪急ブレーブス(現オリックス・バファローズ)を立ちあげたのもこのひとだ。さらに言えば修造さんのお母さまは元タカラジェンヌというではないか。ますます修造さんの向かうさきが見えない。SNSに寛容なのも、きっと芸能家系で育ったことで、人前に出ることについて僕のような一般人にはとうてい解り得ない感覚が染みついていったのだろう。僕はどう道を踏み外そうとも、たぶん自分の日めくりカレンダーは出版できない。

錦織フィーバーのなかで、もっとも好転したのは、じつは錦織くん本人よりも、恩師の修造さんなのかもしれない。長いこと芸能界にいるといいこともあるもんなんだろうな。森高千里さんが40歳を越えて「私がオバさんになっても」をうたえたり、ZONEが10年後の8月に「secret base〜君がくれたもの〜」をうたえるのも、たぶんそういうことだったんだろうな。僕も百万年くらい生きてたらいいことあるかもしれない。

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好きな言葉は「アイスクリーム4割引」、嫌いな言葉は「ハーゲンダッツは対象外」です。趣味はドラえもん考察。読売ジャイアンツのファン。高2のとき現代文の全国模試で1位に輝くも、数学に関しては7の段があやしいレベル。

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