二重露光えんぴつイメージング

2015/07/14

essays

t f B! P L
鉛筆を一本もらった。土産物らしい。インターネットで調べてみると、六本セットで三千円とかいう高価な鉛筆だった。一本あたり五百円か。

たいがいにおいて旅行先の土産物屋で見かける手軽な土産物といえば、ポストカードとか、便箋と封筒とか、あとはやはり鉛筆である。旅先から持ち帰る旅行者にとっても荷物がかさばることがないし、また作るほうににとってもコストがかからず安く作れる。そしてもらった側にしても、気に入らなければ気軽に捨てればいいし、使いたいなら遠慮なく使えばいい、くらいの安価な量産品である。そういう感覚は万国共通らしく、その五百円の鉛筆も観光地の土産だった。

とはいえ小学校を卒業した時分の人間が鉛筆なんて使うのだろうかという疑問はさておき、ついつい大量購入してしまい、自分で使ったり、一本は記念に残しといたり、意気揚々と他人にプレゼントしたりして、…たのしい。案外これって迷惑行為なのかとも思うが、やめられない。アイム・イン・文房具沼。

むかしは自分の名前が金箔で押された鉛筆が愛らしくてしかたなかった。これぞ自分のためのモノ!って感じもするし、子どもにとっての金箔はなんとも高級感があってうれしかった。

まぁ、そういう鉛筆に沿って抱く「自分のモノ」としてのイメージを、旅先の光景とムリヤリ多重に焼きつけて保存したいという、儚い記憶の願望なのかもな。

このブログを検索

自己紹介

自分の写真
好きな言葉は「アイスクリーム4割引」、嫌いな言葉は「ハーゲンダッツは対象外」です。趣味はドラえもん考察。読売ジャイアンツのファン。高2のとき現代文の全国模試で1位に輝くも、数学に関しては7の段があやしいレベル。

お問い合わせ

名前

メール *

メッセージ *

QooQ