ケミカルりんご

2015/09/16

essays

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ハイチュウを見て思う。「なぜ青リンゴなのだ」と。

よくよく考えておかしい。あきらかにおかしい。それなのに、なぜ世間を渡るひとびとはこの謎に気づかないのか、不思議である。

青リンゴ味を最初に採用したのがどこの会社のなんという商品なのかはわからないが、僕が初めて食べた青リンゴ味のお菓子は「ハイチュウ」だった。

ハイチュウは当時から、「グレープ」「ストロベリー」「グリーンアップル」というラインナップだった。森永製菓のHPに書いてあるからそのまま名称を引用したが、ようはブドウとイチゴと青リンゴである。

ブドウ…わかる。

イチゴ…わかる。

青リンゴ…わからない。

ブドウ、イチゴ、ときて、なぜここで森永製菓の商品開発部は「リンゴ」を未熟なままラインナップに取りそろえようとしたのか。声を大にして言いたい。「そこは完熟リンゴだろう!」と。声の限りを尽くして主張したい。

青リンゴはそこまでメジャーな食べものだっただろうか。否、断じてちがう。ふつう、「味はどうする?」と論議になったら「青リンゴ、どうですか?」とは提案しない。いまでこそ有名なフルーツテイストとして名高い青リンゴだが、ぜったいに一般的な味ではなかったはずだ。

きっと、なにかケミカルなものをどこかの機関がつくっていた際に、青リンゴのような風味の物質がたまたまできたに違いない。

「ねぇコレ、あたらしい化学物質、なんか青リンゴっぽくない?」
「言われてみればフルーティですね、部長」
「どこかの製菓会社に売り込んだらイケるかな?」
「イケますよ、部長」

なんていう話し合いがラボで行われているのが目に見えるようだ。そうに決まっている。完熟したリンゴを差し置いて、青リンゴがお菓子の味として陳列されるなんて、そういう裏があるとみて間違いない。

青リンゴ、あれはきっと、製菓と化学がもたらしたケミストリーなのだ。じゃなきゃ、真っ赤なリンゴがリストから漏れた理由が説明できないじゃないか。

とかなんとか言いながら、青リンゴのハイチュウ、とても好きなのだけども。

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好きな言葉は「アイスクリーム4割引」、嫌いな言葉は「ハーゲンダッツは対象外」です。趣味はドラえもん考察。読売ジャイアンツのファン。高2のとき現代文の全国模試で1位に輝くも、数学に関しては7の段があやしいレベル。

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