ケータイ(おもにスマホ)で撮った写真を「加工する」という表現に違和感を感じる。
女子高生がフェイスブックに自撮りをアップして、それを友達が「ちょっとぉ〜、その写真、アプリで『加工』したでしょぉ〜」なんて言ってるのを見ると、ものすごくモヤっとする。
「加工」ってなんだよ。
そりゃあね、プロフェッショナルな写真家がフォトショップで作成した写真なんかは、その職人芸に「加工」という表現も納得はする。けど、たかがスマホアプリでちょちょいと目ん玉おっきくしたり小顔にしたりするのって、軽く「エディット」とか「いじる」とかでいいじゃん、と思うわけだ。
「その写真、加工した」だなんて、なんかちょっと大規模な作業工程を工場で加えている印象がある。いやしてるけど、作業工程という意味ではしてるけど、加工ってなんかこう加工食品とかテフロン加工とか、理工系のイメージが強くつきまとう。おまえらそんなことやってねぇだろ。
インスタグラムとかでも「あなたの撮った何気ない写真が一瞬でオシャレに加工できます」みたいな謳い文句は「ホンマさぁ」という目で見てしまう。「フィルタリング」とか「リメイク」とかいろいろあるでしょうよ。いや「リメイク」はちがうか。
なんにせよ、「加工」ってけっこうカロリー高い言葉だぞ? 「トラウマ」とか「ドS」とか並みにカロリー高いぞ? 安易に摂取してはならない言葉だぞ?
まぁそんなこと言いだしたら、みんな携帯電話のこと「スマホ」だの「iPhone」だの言ってる問題や、「〜させていただきました」のへりくだり問題や、「長文・乱文 失礼します」の防衛線しかけすぎ問題とかいっぱいあるから、このていどにとどめるけど。
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自己紹介

- レオ
- 好きな言葉は「アイスクリーム4割引」、嫌いな言葉は「ハーゲンダッツは対象外」です。趣味はドラえもん考察。読売ジャイアンツのファン。高2のとき現代文の全国模試で1位に輝くも、数学に関しては7の段があやしいレベル。
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