オレはレオ

2016/03/02

essays

t f B! P L
名前については、そこそこのこだわりがある。

レオ、というのは本名なわけで。わりと、同世代ではめずらしい枠に分類される名前だけども、最近のお子さんたちの名前のなかでは比較的ベーシックな名前な気もする。

当の本人である僕はこの名前、すごい気に入っている。イヤだと思ったことはただの一度もない。「オレはレオ」って名乗るだけでもなんか回文になってるし。

とはいえ、この名前の由来にはわりかしトンデモな由来がある。生まれるまえ、僕は「大河」と名づけられる運命にあった。大きな河と書いて「たいが」だ。大河ドラマの大河である。

この大河には、父親がプロ野球チームの阪神タイガースの熱狂的ファンであるというバックグラウンドがある。タイガースのあたま3文字でタイガ。うーむ、なるほど由来としてはなかなかもっともなものがある。

しかし、だ。その大河くんがいかにしてレオくんになったのかというと、そこにはそこはかとなく残念なエピソードがある。

僕が生まれたのは1991年6月。6月といえば、開幕戦からふた月ほどが経過し、そろそろ今年のチームの調子はどうだとか、今年はどのチームが優勝争いにのし上がってきそうだとかが、ざっくりと予想される時期である。で、その91年6月時点での阪神タイガース、なんとぶっちぎりの最下位。当時は野村監督だった。

この状況を見た両親はあわてた。マズい、このまま大河なんて名前をつけたら、へっぽこ太郎に育ってしまうかもしれん。ノムさんには悪いけど、タイガースにあやかるのは、こりゃ縁起が悪い、となったわけ。

カンのいい方はそろそろお気づきだろうけど、プロ野球界には、「レオ」の名を掲げるチームがある。イエス、ザッツ・西武ライオンズ。

阪神タイガースをあきらめた父は、ふとパ・リーグに目をやった。このころ西武ライオンズはものすごぉく強くて、たしか2,3年連続で日本シリーズに進出していた時代だったはずだ。安直な父は考えたわけだ。「そうだ、レオにしよう」

そんなわけで、僕はレオという名を徹頭徹尾この人生に背負って生きているわけだけど、これほど短絡的なネーミングがほかにあるだろうか。

というのも、たとえばいまは無き福岡ダイエーホークスが強かったら「鷹人(たかと)」になってたかもしれないし、中日ドラゴンズが強かったら「竜一(りゅういち)」になってたかもしれない(僕は長男だ)。もしも(これまたいまは無き)オリックスブルーウェーブが強かったとしたら、あさのあつこさんの名作「バッテリー」の主人公の弟よろしく「青波(せいは)」になっていたとしても、なんらおかしくはないのだ。

そして時はながれ、小学生になった礼央はすくすくと育ち、熱狂的な読売ジャイアンツのファンになりましたとさ。めでたし、めでたし………じゃねぇわ、まったく!

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好きな言葉は「アイスクリーム4割引」、嫌いな言葉は「ハーゲンダッツは対象外」です。趣味はドラえもん考察。読売ジャイアンツのファン。高2のとき現代文の全国模試で1位に輝くも、数学に関しては7の段があやしいレベル。

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