犬。
犬の言動には、ひとを和ませる効用があるという。昨今、癒しをもとめてペットを飼ったり、ドッグカフェのような動物とふれあえる場所に通うひとが増えているという。
連日連夜の仕事から解放され、意識は朦朧、疲労も困憊、満身創痍で帰宅したとき、愛しのわんこが玄関でお出迎えしてくれるのが嬉しくて、帰るのが毎日のたのしみであるという。仕事が終わったら寄り道をせず直帰するひとも多いそうだ。
自分のペットでなくてもいい。テレビ番組で動物の映像を観たりすると心が和んで気分が安らぐという意見もあるようだ。実際問題、動物を取りあげるテレビ番組が増えているのはそういう需要があるかららしい。
動物とふれあうと「オキシトシン」というホルモンの一種が分泌される。これは愛情ホルモンとも呼ばれるもので、人間のストレスを増幅させる「コルチゾール」という抗ストレスホルモンを抑制する作用がある。簡単に言えばストレスをやわらげてくれる。
また、この愛情ホルモン「オキシトシン」は、親子や恋人などのあいだで取り持たれるスキンシップでも分泌されるという。愛情の結びつきの強さに比例して分泌量が多く、幸福度も増す。
ストレスがたまると、人間は塞ぎこんでしまい、うちにこもりたくなる。そんなときこそ、動物とふれあって心安らかな気持ちになるのがいいわけだ。ストレスを発散させるもの、たとえばバッティングセンターやカラオケに行っても、この愛情ホルモン「オキシトシン」が分泌されていなければ本来の意味がない。さぁ、疲れているいまこそ犬とふれあおう!
そんな僕はいまウチで飼っている犬にメール作成を妨害されて目上のひとに「まことに申しわけ御在所岳」と送信してしまいあたまを抱えている。
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