Art&Lutherie(アート・アンド・ルシアー)のアコギが気になる。
ウチの近所の楽器屋、まぁ田舎のイオンモールに入っててそんなに規模はおおきくないんだけど、CDショップも兼ねてるから楽器はともかくCDや楽器アクセサリー(ピックとか弦とか)はわりとお世話になってる。
店にならんでるギターは、一個だけフェンダーのジャガー(キャンディアップルレッド)があるだけで、あとはストラトもテレキャスもレスポールも、ジャズベもプレべもぜんぶあるけど、フェルナンデスとかエピフォンとか、グラスルーツとかフォトジェニックとか。アコギだとSヤイリとかアリアのセピアクルーとかそのへん。下請けだったり廉価品ですね。たぶん盆暮正月や新学期に買いに来る中高生が多いから、フェンダーとかギブソンとか、テイラーとかグレッチとか置いても売れないんだと思う。ローカライズした商法だと思えば悪くない。
でもそのなかに二個だけあったんだわ。アート・アンド・ルシアーのアコギ。6万なんぼで。
たしかカナダのメーカーで、ゴダンとかその系列? シーガルの廉価版? みたいな印象だった(あんま知らない)。カナダって記憶違いでなければ木材が豊富で国内で生産できるからコストパフォーマンス高いんですよね。でもアート・アンド・ルシアーのギターは、なんとなく陳列されてるたたずまいが、ほかの安価で廉価なアコギにくらべて異彩で、ちょっと興味がわいた。6万ちょいか、買えなくない。少なくともギブソンとマーチンよりは買えなくない。
調べたらそのギターは生産終了品で、在庫限りとのこと(そんなギターがなんで最近店頭に並んでるんだよ?)。ネットではカナダ産のギターにはコアなファンがいるらしく、愛好者も少なくない。何本か所有してます!って書き込みも何件も見た。
はなしは冒頭の一行目にもどるけど、あたらしいアコギが欲しい。
いま使ってるのはYAMAHAのFG-152。母親が40年くらいまえに買ったやつで、諸事情が巡り巡って現在は僕が弾いてる。さすが40年モノのアコースティックギター(当時で言えばフォークギターですね)、エントリーモデルのアコギとはいえむかしの豊富だった木材を使ってて、乾燥してて鳴りはたしかにイイ。
でもね、太い。ネックが。ウソでしょってくらいに。
エレキから持ち変えたときの握った感じ、もちろん雲泥の差があるから超弾きにくい。最近知ったんだけど近年のアコギは初心者セットのやつでもFG-152より薄いネック使ってる。むかしってこんなネック太かったんや…。GLAYのHISASHIさんが著書で「初めて買ったギターはネクが太くて弾けたもんじゃない」って書いてらしたけど、やっぱり70~80年代のエントリークラスのギターはそういうもんなんやな。
じつは母から譲られてきた最初は弦高もビックリするくらい高くて、リペアショップでナットとブリッジサドルを削ってもらって調整していただいた。リペアマンのおやっさんに「これじゃあ弾けないよねえ」って語尾に(苦笑)が付く勢いで言われたのおぼえてる。
つまりなにが言いたいかっていうと、ネックの太さからくる弾きづらさを解消したいんですね。それも実力のうちだから下手っぴな証拠なんだけどさ。D/F#を僕は親指で6弦を押さえるんだけど、こないだ借りたギターでやったら快適に押さえれたんですよね。あ、これか、って。このネックの太さか、って。
そんなわけでアート・アンド・ルシアーのアコギ、あの雰囲気はちょっとそそられるものがあるな。また買ったらお迎え記念の雑感でも書こうかな。今日はもう寝ます。おやすみなさい。
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