ドラえもんのひみつ道具で一個だけもらえるとしたらなに欲しい?問題に終止符を打つ

2017/09/20

essays

t f B! P L


「ドラえもんのひみつ道具で一個だけもらえるとしたらなに欲しい?」

日本人なら男女問わずに経験してきたはずのこの質問、みなさんならなんとお答えですか? そしてこの、子ども騙しの質問を研鑽したことがありますか? 僕ある。

結論から言うと『もしもボックス』が最強の回答だ。あ、でも閉所恐怖症だから僕ムリなんですけど。

上位の常連組として回答率が次いで多いのは『スペアポケット』だ。この回答の真意には「スペアポケットのなかにはありとあらゆるひみつ道具が入っている」という空前の勘違いがある。しかし、最初に定義したとおり「一個だけ」というルールが設けられている以上、『スペアポケット』もしくは『四次元ポケット』という選択に中身は付随しない。ただただ四次元空間をもつポケットがふたつ手渡されるだけだ。

ただ、このふたつはある意味『どこでもドア』的な使いかたができないこともない。遠距離で置いてあれば、スペアポケットと四次元ポケットは空間的に接続されているため、移動は可能である。まぁただスペアポケットからメリッと入りこんで四次元ポケットの出口探し続けるハメになるんですけどね。出口見つからなかったら延々さまようことになるし、自分がスペアポケットを入口として入った場所にポケットだけがファサッと残ることになるから、帰ってくる場所は無条件でそこだ。で、しかもスペアポケットもビリビリに破られてたらジ・エンド。あまり推奨できない使いかただ。

じゃあリアルに『どこでもドア』が欲しい! と思ったひとは思い返していただきたい。たとえば「じゃあ、ハワイに行きたい!」と思い立ってハワイに行くとする。そのためには、まずハワイの場所をインプットさせなければ使えない。ひょっとしたらプレミアム会員みたいなのになっていればエリアフリーでいけるかもしれないが、世界各地をまわるには世界各地にまず自力で行かなければいけないことになる。

もうひとつ。『どこでもドア』は消える。なんか“溶けるペンキの逆再生”みたいな感じで消えるのだ。たまにドラえもんみずからポケットにしまうすがたも散見されるため一概なルールは制定できないが、どこでもドアは消えるリスクがあることはたしかだ。ハワイに行ってしまったら、飛行機の行きの便は不要だが帰りの便は必要ということになる。

じゃあ『スモールライト』を考えてみる。スモールライトは二度目に浴びたときに元の大きさにもどれる機能があるから便利だ。でも、自分に向かってスモールライトを自撮りみたいにしてこう当てたときに、スモールライト本体は小さくならないだろう。だれかにやってもらう必要がある。鏡に反射させて、という荒技もあるが、スモールライト本体が小さくなったときに電池やバッテリーが問題になる。USBも単三も小さくしておかなければ「ちょっと使ってなかったけど久々に使お」ができない。あらかじめ単三乾電池を100個くらいスモールライトで小さくしておくというガンプラみたいな地道な作業がいるわけだ。そんなスモールライトいらない。準備が大変だからナシ。

『テキオー灯』はなんか海の家とかでビジネスに使えそうだな。「1時間1800円で海のなか息できます!」みたいな。ストップウォッチとセットじゃないと溺死者でるだろうけど。

『ほんやくコンニャク』は食べた量とかで効能が変わりそうで、旅行なんかで重宝しそうだけど消耗品だからナシ。

『ひらりマント』も考えたけど、日常で回避しないといけないなにかが自分に向かって突進してくるシチュエーションってまぁないな。却下。

『タイムふろしき』はリスクを考慮したときに懸念がある。使いかたを間違ったらTシャツが綿になる。ひょっとしたらウサギの毛とか使ってある洋服がウサギになる。洗濯バサミで干しとかないと地面とか床とかが劣化だか進化だかしそうだし。

『タケコプター』説はどうだろうか。たしかに便利だし、もらえたら嬉しい。もちろん充電式の充電セットも込みで。でも考え直してほしい。一人につき一個だけあたえられるひみつ道具なのだから、当然タケコプターをもっている人間は自分だけだ。全人類のなかで唯一、空を飛べてしかもそれを移動手段としている人間が自分である。社会問題になるのがおわかりだろうか。この国、この生活で生きていくうえで、出る杭は打たれそうな気配がムンムンする。ってかフツウに電線とか引っかかって感電死する。

それに、だ。タケコプターはきっと、スクーターとかと一緒で「二人で乗らないと楽しめない」系の道具だ。たとえば、「何時にどこどこ集合で」って約束があって、ほかのみんなはワイワイ車とか電車とかできてるのに「あ、俺タケコプターやから現地で」っつって一人でびー行くのつまらないじゃないですか。

あとたぶんタケコプターは飲酒利用禁止だ。飲んだら上空の気圧で余計に気持ち悪くなって嘔吐する危険性がある。「あいつタケコプターやから酒飲まれへん」って仲間はずれになること請け合いだ。

そのうえ「うわ、雨降ってきた。おまえタケコプターやけどどうする?」のリスクもともなうことになる。頭に装着しなければならない以上、カッパ着ても顔面はとりあえずずぶ濡れだ。「俺ら車で帰るけどおまえタケコプターあるもんな」ときたらますます仲間はずれになる。だいたい飛ぶときに風ずっと全身に当たってるんですよタケコプター。ぜったいコンタクト取れるわ。冬とか顔の筋肉硬直するわ。だし喉乾いたっていって飲みもの飲もうとしたときにコンビニ寄ろ~って地上に降りなきゃいけないの超ストレスじゃないですか。ナビないし看板とか見えないし、iPhoneとかも落とすこと考えたら取り出せないし。

っていう一連のリスクマネジメントをおこなった結果、最強なのが『もしもボックス』になるのがおわかりでしょうか。完璧すぎて書くことない。なんでも思いどおり。なんて素敵。


まぁ僕いちばん欲しいひみつ道具『ガリバートンネル』なんですけどね。スモールライトより便利よ、ぜったい。

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好きな言葉は「アイスクリーム4割引」、嫌いな言葉は「ハーゲンダッツは対象外」です。趣味はドラえもん考察。読売ジャイアンツのファン。高2のとき現代文の全国模試で1位に輝くも、数学に関しては7の段があやしいレベル。

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