ヨシダナギ写真展「HEROES」19 SEP 2018

2018/10/12

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もう終わっちゃったけどヨシダナギさんの写真展「HEROES」観てきました。とてもよかった。とくに魅力的だった民族たちの写真だけでも備忘録として残しておきたい。




オモマラサイ族。パプアニューギニア山岳部に居住。通称「スケルトンマン」というリアルショッカー。このいでたちは一説によると、悪霊と戦う際に自らも幽霊に扮したことに由来するそう。見た目とは裏腹に無邪気で、ヨシダさんの撮影したスリ族の写真を見て「カッコいいひとたちだね! 同じボディペイントをする文化民族がアフリカにいるなんてなんか嬉しい!」「すげー! 俺たちのこともこんなふうに撮ってくれるの!?」とコメントしたエピソードは何度思い出してもあたたかい。






ナミビア北部に住むヒンバ族。全身に赤土をまとい、鉄のビーズとレザーをあしらった服装が特徴。感情を表情に出さないため、ヨシダさんはコミュニケーションに苦心したそう。「怒っているのかと思いきや、真顔で冗談をかましたり、一瞬だけ笑顔を繰り出す」小悪魔チックなツンデレである。食欲旺盛で、メガ盛りバターサンドイッチとして一斤のパンを一度の食事でとる。






エチオピア北部のアファール族。牛脂で白くしたアフロヘアがチャーミング。腰に短刀を装備している。ヨシダさんは10度を超えるエチオピア渡航の末に彼らに接触したらしい。彼らの暮らす村落は現地人さえしらない名もなきところ。文化外のことはほとんど知らない純朴な彼らは、自分たちの文化をたくさんのひとに知ってほしいと、撮影に挑んだそう。わりと口説き上手なあまい言葉も巧みに駆使するイケメン。






アサロ族。居住区はパプアニューギニア山岳部。「マッドマン」と呼ばれる特徴的な土製のお面は大きいものだと7kgほどある。日本人女性のヨシダさんはこのお面をつけるとバランスもとれず鼻も押しつぶされ呼吸困難に陥る恐怖を体験。しかし彼らはこのお面をかぶり背筋を伸ばして踊ってみせるらしい。重度の喫煙者。






ケニア北部居住のサンブル族。造花があしらわれた頭飾りと美しい肉体は、ヨシダさん曰く「アフリカのEXILE」というカリスマ性。ツイストヘアでダメージデニムを履きこなすヒップホッパーな彼らは、民族衣装での撮影時には「戦士の姿」として立ってくれたそう。マサイ族の弟分。撮影中にトラブルで怪我をしたヨシダさんを自前の原付で病院まで運ぶ優しいまさにEXILE。






スリ族はエチオピア南西部の民族。草花とボディペイントが印象的なオシャレさん。実際「世界一オシャレな少数民族」と言われていて、結婚式などの吉日だけでなく、ご機嫌な日までファッションをまとう。オシャレさんなだけあって魅せ上手で、モデル顔負けのポージングを平然ととってみせる。なお、屁こき魔である。






インディゴブルーの「青の民族」は北アフリカ・西アフリカのトゥアレグ族。シャイな性格ゆえターバンで覆った顔はなかなか見せてくれないそう。寡黙な民族だが、雄大な砂漠のなかで丁寧に淹れた紅茶を家族や友人と楽しむ大の紅茶好き。異文化人であるヨシダさんをあたたかく迎え入れ、ラクダの乗車をゆずってくれるなどとてもジェントルメン。








写真を見ていると、まるでドラえもんとのび太が秘境に夢を馳せる気持ちがわかる気がして童心を思い出す。およそフィクションのなかにいるかのような不思議な世界の連続。これがイラストレーションではなくれっきと「写真」であることに、感動と興奮と、いくばくかのドラマティック。また機会があればお邪魔したいな。

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好きな言葉は「アイスクリーム4割引」、嫌いな言葉は「ハーゲンダッツは対象外」です。趣味はドラえもん考察。読売ジャイアンツのファン。高2のとき現代文の全国模試で1位に輝くも、数学に関しては7の段があやしいレベル。

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