私見と偏愛によるセルフバズリズム2020

2020/03/08

music

t f B! P L
もう3月なんだけどね(1月にやろうと思ってたんだが)。
順不同で思いついた順に書き出した10選10組のおもにインディーズバンド。


Made in Me.


町田発ミクスチャーオルタナティブロックバンド。2018年8月には配信100曲プロジェクトを掲げ精力的に活動してきた。Dr,Voゆかりがボーカルへの探究心ゆえSynth,Key,Voへコンバートし、それに伴いギタリストがドラムをやったり、バンドの体制から音源に至るまでサウンドの追求が非常に稠密。近年「エモい」という日本語に代表される扇情的でパフォーマンスに熱量のこもったバンドがチヤホヤされているのを散見するが、英語における「エモい (Emotional)」の原意を突っ走る真にエモいバンド。





Mr.ふぉるて


男女混成4人組ギターロックバンド。2017年結成。技巧派というわけではないが、精神的な若さ、未熟さに由来する歌詞の表現力と演奏性が高い純度をキープしており、それゆえに刺激される期待感とメロディや癖のある声は、一聴して聞くものを魅了するキャッチーさを持っている。会場限定シングルは即完。SNSを話題の皮切りに着々とファンを増やしており、今後すぐにとはいかないだろうが将来的な目線で確実に日本のロックを支えるであろう逸材。




Bamboo


2015年春に高校の同級生で結成されたポップロックバンド。2017年の軽音コンテストでグランプリを獲り名実ともに日本一の高校生バンドに。ボーカル平沼がテレビ番組で紹介されたことをきっかけに一躍知名度をあげた。少なからず不幸が待ち受けている人間ひとりの永い人生において、平沼の書く歌詞は酸いも甘いもすべてを全身で体験したかのような説得力を持っている。その前提が成り立つうえで、悲しむべきものを悲しみ切って、もう二度と踏まずにあたらしいことを探そうというポジティヴィティに満ちている。落ち込んだときに聴きたいバンド。



Bye-Bye-Handの方程式


2015年に中学の同級生で結成。「“少し変 だが クセになる音楽”」と評されるコピーのもと、変則的なギターロックと音数の多いサウンドを武器に、しかしそれでも緩急を巧みに使って演奏を組み立てている。様々なジャンルの音楽をこの若さで自分たちのスタイルに落とし込んでいて、正直に「いま」鳴らしたい音楽、鳴らすべき音楽、そういった分別を弁えている。かつて電波系で流行ったようなサウンドの踏襲が随所に見られ、そういった意味では懐かしさや安定感があるのかもしれない。中毒性という意味ではボーカロイドのそれに近い。



Hakubi


京都発スリーピースロックバンド。ボーカル片桐は弾き語りシーンでも注目を集めていたが、その片桐が中心となって結成された。2018年の秋には、名古屋のMakiと三重のmoon dropと3バンドでFRONT LINE TOURを開催。愁いや哀愁を軸に帯びつつも凛とした表情を譲らない片桐の歌声は唯一無二。力強さ、あどけなさ、少年のような純朴な感情まで、すべてを「持っている」。ライブでも衰え知らずの強靭な歌声は、圧倒的な声量と歌の強さで、不甲斐なさや劣等感、やるせなさを唄いながらもその先にある僅かでも確かな光、希望、その類いを全身全霊で訴えかけてくる。シンプルなコード進行とリズム隊は、片桐のボーカリゼーションを最大限引き出している。



アイビーカラー


「アイビー(=ivy.永遠の愛) カラー(=Caller.発信者)」という名が表すように、イノセントでエバーグリーンなラブソングを奏でる大阪のノスタルジックピアノロックバンド。メンバーのルーツなのか、バンド然とした曲調は控えめで、クラシックやJ-POPなどのアイデンティティを中心に据えているように感じられる。Pf.川口彩恵の演奏が間違いなくバンドのキーとなっており、削り出しや荒々しさなどとは縁遠い、なにか綺麗で美しい心象をもたらしている。そこにギターが乗ることで、バンドそのものがポップになり、調和を生んでいる。メンバー全員がコーラスを唄ったり、リードギターがいないことが、バンドのおおきな核だろう。聴きやすく、大衆受けしやすいのは、元来こういったバンドである。




ひかりのなかに


都内を中心に活動する現役高校生バンド。ヤマシタのボーカルは可愛らしくも聴こえるが、ライブでは圧倒的な熱量でパフォーマンスする格好いい声である。若さゆえの未正確な部分もあるが、それゆえに迷いがなくエネルギッシュ。さらに、若さを売りにすることもなく、女性であることをむしろディスアドバンテージとでも捉えているかのような熱烈な演奏は、エモい恋愛沙汰も声を枯らす熱さもないけれど、爆音と彼らなりの情熱を持っている。美学の整った、正真正銘のロックバンドである。





マカロニえんぴつ


正直を申せばこのカテゴリーに入れることが彼らに対した礼を逸した行為で当たるのではないかと逡巡があった。それくらいすでに知名を得ており、何様かと思われるだろうが「本当にここまで名を馳せたもんよ」と肩の上から言い下してみたくなるほど、実は何年もまえから注目していた。メンバー全員が音大出身ということにも由来する変態的で唯一無二のサウンドは、すでに3000人規模のハコを埋めている。




ネクライトーキー


彼らも正直、すでに確固たる立場を有しているバンドだが愛をこめて。2017年結成。メンバーのほとんどにネットカルチャーやボーカロイドとの関わりが深く、例えばGt.朝日はボカロPである。ボーカロイドのエッセンスがバンドサウンドと袖を合わせることで、自由闊達でルーキー無用な眩しいアンサンブルを実現している。「何も変わらない僕らの日常」を「明日何かが起きるかもしれない革命前夜」に塗り替える、オルタナ青春群像劇とでも言うべきポップでリアルな楽曲世界をフロントマンとして表現するもっさの歌声は、可愛らしくもあるが前衛性も備えた無二のものであり、究極最前のポジティヴメイカーである。




FAITH


長野県の5人組男女混成バンド。全員がおしゃれで、容姿端麗、ヴィジュアルに抜かりがない。メジャーとタイアップを様々に設えていて、もはや見つかるのも時間の問題かと思う。外見だけでなくサウンドも極めて現代的、そして優れて先鋭的。ちょっと前まで高校生だったとは思えないクオリティで鳴らすポップネス、それを力強く体現するVo.あかりは、声を自在に使いながらもフレッシュかつ堅固なボーカリゼーションを持っていて、この手の洒脱さを売り文句にするバンドにありがちな煌びやかな無実さがない。地に足のついたセンスがただただ眩しく、こういったバンドが日本のトップシーンに来るだけで、業界の在りかたさえ動くのではないかと個人的には思う。




終わりに


ハンブレッダーズとか、Suspended 4th、CVLTE、あるいはSee You Smile、CRAZY VODKA TONIC、kobore、This is LASTなど、2020年にブレイクを果たしそうなロックバンドは数多いて、ここでは個人的に感情にさわった10組のバンドを紹介したに過ぎない。OKOJO、クジラ夜の街、オレンジスパイニクラブ、KALMAなど、各々其々に自信を持ってこれは来ると思っているバンドも数多いだろう。

TETORA、ドラマストア、NovelBright、climbgrow、Half Time Old、なきごと、PK shampooなど、すでにネクストブレイクに来ているバンドもたくさんいる。Saucy Dogの「いつか」を聴いたことないやつこの世におらんのちゃうかとも思う。

2020年が楽しみ過ぎてつい書きまくったけど、いま音楽シーンに格好いいロックバンドは本当に多い。ひと組でもだれかの感情に届けばいいと思っている。最後まで読んでくれてありがとう。そんじゃ。

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好きな言葉は「アイスクリーム4割引」、嫌いな言葉は「ハーゲンダッツは対象外」です。趣味はドラえもん考察。読売ジャイアンツのファン。高2のとき現代文の全国模試で1位に輝くも、数学に関しては7の段があやしいレベル。

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